*人生はニャンとかなる*ピタゴラス編
「三平方の定理」で知られている数学者のピタゴラスが、古代
ギリシャの街を歩いていた時の話です。街にはいつも、鍛冶職人
たちが金属を叩く音が響いていましたが、それが気持ち良く響く
ときと、不快に聞こえるときがありました。
その理由を突き止めようと、ピタゴラスは叩くハンマーの重さを
調べたところ、気持ちよく響くときは、ハンマー同士の重さの比
率が「2対1」や「3対1」など、綺麗な割合になっていることに気
づいたのです。
これが、和音の原理の発見でした。
彼は数字のみならず、哲学においても後世に大きな影響を与えた
人物ですが、こうした身近な場所でも着想を得ていたのです。
あなたが普段何気なく目にしているものの中にこそ、新たな発見
が埋まっています。
発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。
新しい目で見ること。
くたびれた頭や体では、すぐそこにあることを新しい目で見る考え
には至らない。
また、常に「なぜ」の???を感じる目でなければ発見はないのか
も。
マナー講座<勉強会資料より> 担当FH
2015.08.07