*人生はニャンとかなる!*前田利常編
1605年に兄の利長から家督を継ぎ加賀藩当主となった前田利常ですが、
彼には一風変わった特徴がありました。
それは鼻毛の手入れを怠っていたということです。
いつも鼻から伸びている毛は周囲の笑いものとなり、家臣たちは恥ず
かしい思いをしていました。
しかし、実はこれには利常の考えがありました。当時はまだ徳川幕府
と外様大名との緊張関係が残っていた時代で、幕府から謀反の疑いを
かけられるのを防ぐために、バカにされることで油断させていたので
す。
利常の治世は、城下町の金沢を整備したり、能登での塩生産を高める
など、歴史に名を残す名君だったといわれています。
自分のプライドに固執せず、人からバカにされることを恐れない勇気
も大切です。
・・・この世で成功するには、馬鹿のように見えて、
その実、利口でなければならない。(油断させよ!)
目的達成には、直球だけじゃなく変化球も必要!
そんな応用ができる余裕が欲しい・・・
マナー講座<勉強会資料より> 担当 FH
2015.12.04