先週4月23日土曜日の日本経済新聞の一面から
ニッポン一億総活躍プランについて書きたいと思います。
まだ原案の状態ですが、4つの項目から成ります。
①同一労働同一賃金
・フルタイムに対するパートタイムの賃金を「欧州並み」の7-8割へ
・不合理な格差を防ぐ指針作成、通勤手当や出張経費などの支給額をそろえる
②長時間労働の撲滅
・労働基準監督署が立ち入り調査する目安を「1ヶ月の残業80時間」に引き下げ
③高齢者雇用の促進
・継続雇用や定年延長促進の実施企業への助成金を拡充
④待機児童対策
・保育の待機児童を2017年度末に解消
・ベテラン保育士の給与アップなど人材確保策の強化
このプランは、「アベノミクス」の新たな柱となり、緊急性が高い内容については、
7月の参院選前に成長戦略などと併せて経済対策の骨格として示し、
参院選後の臨時国会で2016年度補正予算案として提出する見通しです。
4項目から成る原案ですが、国としての指針は示されているものの、
各々の企業行動の抜本的な見直しが課題となるようです。
担当 hyu
2016.04.27