厚生労働省は、社会保険の加入を故意に逃れている事業所に対し
立ち入り検査を強化する方針を先月表明した。
厚労省によると、社会保険の加入を逃れている可能性がある事業所
は平成27年9月末時点で約79万箇所。保険料の支払能力があるにも
かかわらず加入しない事業所には早期に立ち入り検査を実施して加
入を促すとの事。
今までも指導や立ち入り調査は普通に行われていたが、「赤字つづき
で保険料が払えない」等の理由で書面を提出すれば見逃してもらえて
いた感はあった。しかし、今後はそうはいかないかもしれない。
これからは社会保険に加入しなくてもよい方法ではなく、どうすれば保
険料が支払い続けられるかを考えていかなくてはならない。
N.M
2016.02.01