*人生はニャンとかなる*マリ・キュリー編
マリ・キュリーは、まさに研究に「身を捧げた人」でした。
40年の研究生活で彼女が生涯にあびた放射線量は200シーベルト。
これは通常の生活の6億倍です。
8年に及んだラジウム抽出実験で手や指に放射線でひどい火傷を負い、特に右手
の指の火傷はひどく、ペンを持つこともできませんでした。
その激痛をやわらげるために、四六時中親指とほかの指をこすり合わせ、ラジウ
ムの分離に成功してロンドンの科学学会のレセプションに招かれたときも、手や
指先が痛くてドレスを自分できることができなかったといいます。
彼女ほど身を削った努力をできる人は少数だと思いますが、偉大な仕事とは、犠牲
を払う覚悟と執念によって成し遂げられるのです。
何かを切り捨てるべきかを知ること。
それを知恵という。
何かを手放す必要がある時に、それを手放せるだけの明晰さと強さを持つこと。
それを勇気という。
偉大な業績はとても不可能ですが、中途半端な気持ちでは結果はついてきません。
私たちの日常にも覚悟と執念は場合によっては必要かも。
マナー講座<勉強会資料> 担当FH
2014.10.23